孕石(はらみいし)ゆきがやった審査

Oさん(不服申立人)の障害(傷病名):うつ病
Oさんの不服申立の趣旨:3級を認めてほしい

うつ病の3級の認定基準は次のとおりです。

障害の程度障害の状態
3級 そううつ病によるものにあっては、気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したり又は繰り返し、労働が制限を受けるもの

ところが、事実上、上記の文言だけで障害程度の審査を行うのは不可能です。

このため、障害の程度を具体的に判断する場合、公正性の高い資料が参考として求められることになりますが、現時点において、その参考資料となるものは、いわゆる社会保険の判例(社会保険審査会の裁決)しあかりません。
なぜなら社会保険審査会(以下「審査会」といいます。)の裁決は、審査委員に加えて、不服申立人、その関係者、原処分を下した保険者、被保険者及び事業主の各代表が出席し、それぞれが意見を述べ、公開で審理された結果だされた極めて公正性の高い判断であるからです。

そこで私は、Oさんの状態を、平成3年9月30日の審査会の裁決で3級と認められた不服申立人(以下「平成3年不服申立人」と呼びます。)の状態と比較し、以下のとおり、Oさんのほうが平成3年不服申立人よりも明らかに重度の状態にあることを主張しました(Oさんの状態は旧様式診断書の記載の仕方に変換してあります。尚、平成3年不服申立人の傷病は「そううつ病」ですが、審査会での審査の対象となった時の状態は「うつ」状態です)。

平成3年不服申立人
3級
Oさん
不支給
傷病名 そううつ病 うつ病
現在の状態像
抑うつ状態
思考・運動制止
憂うつ気分
抑うつ状態
思考・運動制止
刺激性・興奮
憂うつ気分
希死念虜
上記状態についての具体的記載 抑うつ気分、不眠、自発性欠如がみられる。 腹部膨満感、食欲不振、不眠、疲労感など主に身体症状が続き、時に欠勤がみられる。
日常生活能力の判定
食事 ひとりでできる 援助があればできる
用便の始末 ひとりでできる 援助があればできる
入浴・洗面・着衣 ひとりでできる 援助があればできる
簡単な買い物 ひとりでできる 援助があればできる
家族との会話 通じる 少しは通じる
家族以外の者との会話 通じる 少しは通じる
刃物・火事の危険 わかる 少しは分かる
屋外での危険(交通事故等)から身を守る 守れる 不十分ながら守れる
日常生活能力の程度 (1) 精神症状を認めるが、社会生活は普通にできる (3) 精神症状を認め、家庭内での単純な日常生活はできるが、時に応じて援助や保護が必要である。

さらに私は、保険者(国)自身が平成17年9月29日に、3級と認定した申請者(以下「平成17年申請者」と呼びます。)の障害の状態と比較し、この場合も、以下のとおり、Oさんのほうが平成17年申請者よりも重度の状態にあることを加えて主張しました。

平成17年申請者
3級
Oさん
不支給
傷病名 うつ病 うつ病
状態像
抑うつ状態
憂うつ気分
抑うつ状態
思考・運動制止
刺激性・興奮
憂うつ気分
希死念慮
上記状態についての具体的記載 全般的に意欲低下、抑うつ気分がみられ一般的な日常生活はできるが、積極的自信がなく、社会生活上困難な場面が見られる。 腹部膨満感、食欲不振、不眠、疲労感など主に身体症状が続き、時に欠勤がみられる。
日常生活能力の判定
(1) 適切な食事摂取 自発的にできる 自発的かつ適正に行うことはできないが助言や指導があればできる
(2) 身辺の清潔保持 自発的にできる 自発的にできるが時には助言や指導を必要とする
(3) 金銭管理と買物 適切にできる 助言や指導があればできる
(4) 通院と服薬 適切にできる 概ねできるが時には助言や援助を必要とする
(5) 他人との意思伝達及び対人関係 概ねできるが時には助言や援助を必要とする 助言や指導があればできる
(6) 身辺の安全保持及び危機対応 適切にできる 概ねできるが時には助言や援助を必要とする
日常生活能力の程度 (2) 精神障害を認め、家庭内での日常生活は普通にできるが、社会生活上困難がある。 (3) 精神症状を認め、家庭内での単純な日常生活はできるが、時に応じて援助が必要である。

以上は、最大の争点となるものです。

ところが、孕石ゆきはこれらの争点には一切言及せず、全く根拠のない個人的な基準を当てはめて、Oさんの訴えをバッサリと棄却してしまいました!

社会保険審査官事務取扱要領(平成元年7月10日保険発第60号・年発第3850号)には
「争点に関して請求人等が積極的に提出した資料を採用しなかった場合には、その理由を明らかにすること」
とあるにもかかわらず、
さらに
社会保険審査事務取扱上の注意事項について(昭和25年9月29日保険発第194号)では
「決定書の理由は、事実関係、請求人の申立の趣旨、決定庁の陳述、及びこれに対する審査官の判断を明確に示すこと」
とあるにもかかわらず、孕石ゆきはこれらの通達をすべて無視してOさんの訴えを棄却してしまったのです!!

このような「オレが法律であり、オレがカラスは白色をしていると言ったらカラスの色は白だ」式の孕石ゆきの独裁は絶対に許されるべきではありません!

そして、このような部下の暴挙を野放しにしている関東信越厚生局長石井信芳の監督責任も問われるべきだと思います!

皆様、どう思われますか?