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肢体の障害関係の測定方法

1 まえがき

 障害認定に当たって、その正確を期するためには、正確な身体状況の把握が基礎となるものである。しかしながら、認定要素が複雑であることや、検査者、被検者の心的変動があることなどで、それは困難なことといえる。このため、検査者の主観及び被検者の心的状態の影響を受けることが比較的少ない肢体の障害関係の諸測定等(関節可動域表示並びに測定、筋力の測定、四肢囲の測定及び四肢長の測定)の方法を以下に示し、診断書の作成及び判定の便宜を図るものである。

2 関節可動域表示並びに測定

 (1) この項は、関節可動域の表示並びに測定について一定の方法を示すことにより、障害基礎年金・障害厚生年金及び障害手当金の肢体の障害関係の障害認定業務を的確かつ簡素化するためのものである。

 (2) 障害認定における関節可動域表示並びに測定法は、日本整形外科学会及び日本リハビリテーション医学会において示された別添「関節可動域表示ならびに測定法」によることとする。

3 筋力の測定

 (1) 測定は、徒手による筋力検査を行うことによって行う。

 (2) 障害認定において必要とする筋力の段階は、「正常」「やや減」「半減」「著減」「消失」の5段階として、次の方法により区別する。

    正常……検者の手で加える十分な抵抗を排して自動可能な場合

    やや減……検者の手をおいた程度の抵抗を排して自動可能な場合

    半減……検者の加える抵抗には抗し得ないが、自分の体部分の重さに抗して自動可能な場合

    著減……自分の体部分の重さに抗し得ないが、それを排するような体位では自動可能な場合

    消失……いかなる体位でも関節の自動が不能な場合

4 四肢囲の測定

 障害認定において必要とする四肢囲は、上腕、前腕、大腿及び下腿周径であり、上肢については図1、下肢については図2である。

図1 上肢計測部位

図2 下肢計測部位

 

 

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5 四肢長の測定

 障害認定において使用する上肢長は、肩峰先端により橈骨茎状突起尖端までの長さ(図3)を測定し、下肢長は、上前腸骨棘尖端より頸骨内果尖端までの長さ(図4)を測定する。

図3 上肢長

図4 下肢長

 

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